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2008年度 Vol.3 (2008年8月現在) 禁無断転載
編集・制作:
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コーン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーン相場-オムニコ-
コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 シカゴコーン期近は、6月27日に765セントの高値をつけた後、ドル高を受けた国際商品相場全般の調整ムードの中、8月12日までの約1ヵ月半で485セントまで急落しました。8月下旬現在は600セント付近まで値を戻していますが、再び強さを取り戻すのか、一時的な自律反発に過ぎないのか注目されます。
単収が6.6busも引き上げに
 米農務省から発表された8月度の需給報告では、2008−09年度の米国産コーンの単収が、7月度の148.4busから155.0busと、6.6busも引き上げられました。5月から6月に米コーンベルトを襲った洪水によって、コーン畑も被害を被りましたが、その後の天候が生育に協力的だったことで被害が少なく済んだためとみられます。
 今後、完熟まで好天に恵まれることが条件となるものの、期末在庫量は前月の予測よりも3億bus多い11億3300万busまで上向きに改訂されており、6月頃に心配されたような急速な需給の逼迫化は避けることができる見通しです。
豊作が市場心理を圧迫?
 同じく米農務省から発表された作付面積は、前月より30万エーカー引き下げられました。多雨の影響で作付け作業が遅れたことで、コーンから大豆へシフトした農家が出た結果でしょう。史上最大級の大増産となった前年度には及びませんが、単収が2004−05年度に次ぐ155.0busまで増加したことで、エタノールなどの消費増加分をも賄える生産量を得られるとみられています。この通りとなれば、今後のシカゴコーンの心理的な重石になるでしょう。
降霜被害にも注意
 8月下旬に民間調査会社が産地の視察を行った結果、5〜6月に起きた洪水や多雨の影響は予想よりも軽微であったものの、多雨で作付けが遅れたことなどで、産地の一部では生育状況に平年よりも約1週間ほどの遅れが見受けられるようです。
 産地に霜が降りやすくなる9月半ばまでに成熟が完了すれば今後さらに単収が増える可能性もありますが、もし早めに霜が降りれば作物に被害を与える可能性もあります。9月からは収穫期が始まりますが、今後もしばらく産地の動向から目が離せないようです。
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最近の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降のコーン相場の特徴
2006年: 米国産コーンはエタノール需要の拡大や飼料用輸出の拡大を背景に在庫率が急降下。 東京・シカゴとも秋口から上値追いを鮮明に
2007年: 史上最高レベルの豊作となるも、年後半は需要の増大や小麦高を好感して高騰
2008年: 産地の悪天候を囃して史上最高値の765.0セントに。だが、国際商品相場全体の調整ムードや高単収予測に押されて地合い悪化
 
 
●bus(bushel ブッシェル) コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1busは27.2kg、コーン1busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
再び戻りを売られるか
 シカゴコーン期近は、6月27日に史上最高値の765.0セントをつけた直後から急落し、8月12日には485.25セントの安値をつけました。これは、3月以来約5ヵ月ぶりの水準となっています。8月下旬現在は600セント付近まで値を戻していますが、直近の足2本をみると陽線ながら上ヒゲの長さが目立っており、一時的な反発にとどまる可能性も否定できません。
 もし今後戻りを売られた場合は、直近安値の485.25セントで買い支えられるかどうかが注目されます。
3月安値まで下落する可能性も
 東京コーンは、シカゴコーンが急落した7月から8月上旬にかけて長い陰線を引いて急落し、やはりこちらも大幅な調整を余儀なくされました。一時は3万4750円まで売り込まれましたが、8月末現在4万円付近まで戻り歩調を辿っています。しかし、シカゴコーンに比べると頭の重さが見受けられるため、4万円の大台で頭を抑えられて再び戻りを売られ、さらに下値を模索する展開となる可能性も考えられます。
 その場合の下値目処は、まず3月安値の3万2870円と予想されます。
 
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