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| コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand |
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コーンは米国産地の天候相場期に入っており、7月下旬の受粉期まで、米国産地の天気や作柄が相場のメインテーマとなります。 4月から作付けが開始されましたが、低温多雨傾向の天気で、前年並みに遅れたスタートとなっています。 シカゴは天候相場前に10万枚まで買い越しを拡大させたファンドの手じまい売りで反落していますが、この修正安が天候相場期の序盤の押し目買いポイントになりそうです。 |
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| 米国コーン需給は再び引き締まる |
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3月31日に米農務省(USDA)が発表した作付意向面積は8,499万エーカーと、前年からほぼ100万エーカー減少しました。これをもとにして、2月に発表されたUSDAのベースラインの収穫率91.8%、単収153.8Buで試算すると、生産高見通しは119億9,904万Buと、ほぼ120億Bu水準で、前年からやや減産することになります。細かい需給見通しの試算は、表の通りですが、結論的には、在庫率が前年からほぼ半分になり、需給は再び一気に引き締まることになります。 なお、実際の2009−10年度の需給見通しは5月の月例報告から発表が開始されます。 |
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| ファンドが天候プレミアム積み増し |
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ファンドは前年の天候相場の高値近辺では30万枚を超える買い越しを維持していました。しかしその後は9月のリーマン・ショックによる世界的な経済不安もあり、ほぼ一貫して買い越しを減少させる動きが続きました。今年2月には、ほぼポジション・スクエアとなり、売り越しに転じる可能性もありましたが、天候相場期を控えていることで、3月に入ると、10万枚を超える買い越しまで、天候プレミアムを積み上げました。 これにともなって、シカゴ相場は3月上旬に2番底を入れて戻り歩調となりました。ただ、ファンドの買いペースが急だった反動で、4月に入ると玉整理の動きが出て、相場は軟調な展開となっています。3月のコーン相場の上昇の背景にあった株式、ユーロ・ドル、原油高が一服して、上値が重くなっていることも、コーンにおけるファンドの玉整理の要因となりました。 |
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| 天候相場期のポイント |
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米中西部産地では4月中旬から作付けが本格的に開始されます。生育カレンダーは表の通りですが、。天候相場期で最も重要な時期は、シルキングとドウの間の受粉期(ポリネーション)となり、通常は7月下旬にその最盛期が来ます。その時期、高温乾燥などで受粉が順調に進まないと、直接単収低下、生産高の減少につながります。また大豆に比べて、受粉期が短期間に集中するため、天気により神経質になります。 今年の場合、3月に洪水被害で犠牲者が出るなど、多雨傾向が続き、前年同様、作付けは遅れ気味です。今後もこの傾向が続くと、コーンの作付け遅れ〜大豆への作付けシフト懸念が浮上する可能性もあります。6月末に発表される実際の作付面積が、3月末の作付意向面積から大きく変動することもあり得ます。 |
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| 最近の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends |
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2007年以降のコーン相場の特徴
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過去最高の大豊作も、エタノール需要増や豪州干ばつでの小麦高を好感。翌年半ばまで続く大相場へ。 |
| 2008年: |
前年からの大相場は産地の洪水被害でさらに急騰。天井打ち後は世界的な経済不安で年末まで下げ相場。 |
| 2009年: |
前年12月に底入れして株価の反発などを好感して底練り模様。米国産の天候相場期のスタートラインへ。 |
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※Bu(Bushel、ブッシェル) ヤード・ポンド法における体積(容積)の単位。特に穀物の計量に用いられます。1Bu=8ガロンですが、米国と英国では微妙な差異があります。1米Bu=35.24 リットル=8米穀物ガロン=9.31米液量ガロン=2150.42立方インチ。したがって、穀物によって1Buの重量は異なります。大豆、小麦は1Bu=60ポンド=27.215kg、コーンは1Bu=56ポンド=25.401kg。
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| 今後の天候プレミアムに期待 |
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昨年後半の相場の崩落を見ると、シカゴコーンも「100年に一度」の世界的な経済危機の影響を免れませんでした。しかし、チャート的には、ユーロ・ドル、ダウ平均株価などの外部市場、あるいは原油、金などの他商品と同様、すでに底入れから反転する展開となっています。景気の底入れ判断は時期尚早でしょうが、季節的に今夏まで、米国産地の天気、作柄が注目され、相場が上昇しやすくなることを考えると、3月初旬の安値で2番底を付けた可能性が高いでしょう。
今年の作付けも前年同様、かなりのスロースタートとなっています。シカゴ期近は現状4ドル定着が難しいですが、今後の天候プレミアムを考えると、3ドル半ばまでの押し目は買い場になるでしょう。 |
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| 東京は今回の修正安が買い場に |
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東京コーン先限は4月16日に22,580円の年初来高値を付けたあと、上昇トレンドラインを割り込む大きな反落場面となっています。目先は12月の大底からの上昇幅の38.2%押しの19,600円辺りまでの下値も考える必要があるでしょう。安値から7,700円程度上昇した相場なので、その程度の修正安はあって当然でしょう。今回押し目底が確認できれば、そこが天候相場前の買いポイントになる可能性が高くなります。
なお、取組面からは、期近には大手商社の大量の売り玉があるため、現状の順ザヤが続くことになり、上昇は期先主導となるでしょう。また、3月限に外資系ファンドの大量の売り玉があり、これが今後の天候相場本格化に向けて、上値波乱要因となる可能性もあります。 |
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