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2006年度 Vol.2 (2007年1月現在) 禁無断転載
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コーン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーン相場-オムニコ-
コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 昨年後半から騰勢を強めたシカゴコーンは今年1月に約10年ぶりとなる4ドル台を突破しました。エタノール向け消費の急増など世界的な需要拡大に伴う需給の逼迫化が高騰の背景にあり、春先からの天候相場も考慮すると、上値余地は大きいといえます。今回はコーン需給の現状と年前半の注目ポイントを整理してみましょう。
在庫率は1995−96年度以来の低水準
オムニコ 1月に米農務省が発表した米国コーンの最終生産高は前年度比5.2%減の105億3500万bus。前月報告から予想外の下方修正が行われたことで在庫率は6.4%まで低下し、シカゴが5ドル台を示現するに至った1995−96年度以来の低水準に落ち込んでいます。
 現在のマーケットは先述の5ドル相場を意識しています。95〜96年の大相場は中国の緊急輸入に端を発し、米国の天候不順に伴う2年連続の減産懸念が背景にありました。春先から米国産地で天候不安が広がれば、相場は当時をなぞる展開も予想されます。
エタノール需要の急拡大が下支え要因
オムニコ  米国コーンの在庫率が記録的な低水準にあるのは需要の急拡大に他なりません。主用途の飼料向けは近年60億bus前後でほぼブレがないのに対し、エタノールや輸出向け需要は増加傾向を辿っています。
  特にエタノール向けは米国政府主導でのエネルギー政策を背景に加速度的な伸びをみせています。ブッシュ大統領は1月下旬の一般教書演説で2017年までにガソリン消費量を20%削減するとし、エタノールを含む代替燃料の使用目標を350億ガロン(06年=約50億ガロン)に設定すると言及。原料となるコーンの長期的な支援材料となることはもちろん、需給構造そのものに変化を生じさせる可能性に留意が必要です。
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過去の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のコーン相場の特徴
2005年: 夏場は米国産地の雨不足を背景に上昇するも、8月以降、減産懸念後退で軟化。年末にかけては南米の乾燥不安から反発に転ずる
2006年: 米国産コーンはエタノール需要の拡大や飼料用輸出の拡大を背景に在庫率が急降下。東京・シカゴとも秋口から上値追いを鮮明に
2007年: 1月の米農務省需給報告で生産高が引き下げられ、米国産の在庫率は記録的低水準に。これを契機にシカゴは4ドルの大台へ
 
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●bus(bushel ブッシェル)
コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1 busは27.2kg、コーン1 busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
シカゴは1996年の大相場をなぞる展開
 昨夏まで250セント付近で上値を抑えられていたシカゴコーンは、9月に同水準を突破したあと階段を駆け上がるように上昇。今年1月に554.50セントの史上最高値をつけた1996年7月以来、約10年半ぶりとなる4ドル台を示現しています。
  僅か4ヵ月間で200セント近い急騰を示したため、目先的には自律修正による反落も想定されます。しかし、350セント付近の支持線を割り込まない限り、昨年9月からの上昇基調は不変です。現在は先述の96年にかけての大相場をなぞる展開となっており、大勢波動を月足で眺めるのも一考でしょう。
東京も長期上昇トレンドを継続
 一方、東京も昨年9月末にチャート上の節目である2万円を突破。上値抵抗線として働いていた同水準の突破でその後は窓を空けながら上値を追い、今年1月には上場来の最高値を更新しています。
  短期急騰によって、相場の行き過ぎ感が感じられるものの、現段階で天井打ちを示唆する大陰線のようなローソク足の出現はありません。仮に高値修正を迎えても、チャートから2万2000〜2万3000円の価格帯がサポートとして機能することが予想されます。05年夏以降の大勢的な上昇基調を継続していると捉えた上での対応が肝要です。
 
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