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2007年度 Vol.1 (2007年7月現在) 禁無断転載
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コーン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーン相場-オムニコ-
コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 6月に入ってそれまでのレンジを上放れ、一時は期近が420セント台まで上昇したシカゴコーンですが、同月中旬からは一気に急反落。7月下旬の時点では308.5セントという約9ヵ月ぶりの安値圏まで売られました。需給面から、下落の理由と支援材料を探ってみましょう。
需給の逼迫観測は大きく後退
オムニコ 米農務省は2007−08年度における米国コーンの作付面積を9288万8000エーカーと発表しました。これは、過去30年間で最高の水準です。また、7月需給報告では昨年度の期末在庫が上方修正され、今年度の在庫率は昨年度(8.1%)よりはるかに高い12.0%と予想されました。そのことが6〜7月の急落を招いたようです。ただし、コーンの適正在庫率は17〜19%といわれており、現状でもそれを下回ることは確実です。また、安値圏では旺盛なバイオエタノール需要を背景とする実需筋の買いが入るでしょう。よって、今後は「需給逼迫懸念の後退」に上値を圧迫されつつも、底堅く推移すると考えられます。
  また、7月需給報告では単収が前回(150.3bus)から据え置かれました。しかし、市場には単収増を見込む声が聞かれます。上のシミュレーションから分かる通り、単収が引き上げられれば在庫率は適正水準に近づき、相場は下押すとみられます。
受粉期後も天候次第の展開に
 米国中西部では、全米の6割を超える量のコーンが生産されます。コーンは受粉期を過ぎても8〜9月の高温乾燥は作況の悪化と単収減の原因となります。7月中旬には中西部全域でまとまった量の降雨が観測されましたが、市場では8月初めに高温乾燥型の天候が予想されるなど、予断を許さない状況です。収穫期までは、産地の天気予報に一喜一憂する相場つきが続くと考えられます。
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過去の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のコーン相場の特徴
2005年: 夏場は米国産地の雨不足を背景に上昇するも、8月以降、減産懸念後退で軟化。年末にかけては南米の乾燥不安から反発に転ずる
2006年: 米国産コーンはエタノール需要の拡大や飼料用輸出の拡大を背景に在庫率が急降下。東京・シカゴとも秋口から上値追いを鮮明に
2007年: 7月の米農務省需給報告で生産高が大幅に引き上げられ、シカゴは需給緩和見通しを背景に急落。約9ヵ月ぶりの安値圏へ
 
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●bus(bushel ブッシェル)
コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1 busは27.2kg、コーン1 busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
年後半にかけて乱高下も
 6月には428.75セントまで上昇したシカゴコーンですが、2月高値を突破できず、連続で大陰線を引きながら急反落しました。7月に入って一旦は下げ止まりましたが、その後は再び下げています。2月高値と6月高値でダブルトップを形成しており、高値とネックライン(343.00セント)の値差(約90セント)から割り出せる理論上の下値目処は250〜260セントとなります。
  ただ、暴落後の急反発というのはよくあるパターンです。当面は下値模索の展開が予想されますが、その後は自律反発も想定されます。
底堅さをみせるか要注目
 一方、東京も6月に3万円の大台乗せを達成しましたが、そこから反落。7月下旬には2万6000円台まで売り込まれました。ただ、下落スピードはシカゴほど急ではなく、年初からの強気トレンドが完全に崩れたとはいえません。目先はテクニカル面の悪化を嫌気した売りに押されるでしょうが、4月安値の2万5000〜2万6000円の価格帯がサポートとして機能すると考えられます。
  仮に上記の価格帯で下げ止まれば、しばらくそこで保ち合った後、5月下旬から6月中旬のような上昇局面に移る可能性もあります。
 
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