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2007年度 Vol.2 (2008年1月現在) 禁無断転載
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コーン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーン相場-オムニコ-
コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 シカゴコーンは期近が330ドル台にあった昨年10月から上昇し始め、年明け直後には519.25ドルまで買われました。しかし、1月中旬以降は400ドル台半ばまで急反落しています。当面は、行き過ぎた買いに対する反動から、下値模索の展開が続くでしょう。ですが、調整一巡後は再び強含むと考えられます。
エタノール需要は拡大の方向
 米農務省は1月度の需給報告で、2007−08年度における米国コーンの生産高見通しを130億7400万busに下方修正しました。史上最高水準の生産高であることに変わりはありませんが、需要がエタノール向けや輸出向けを中心に拡大しているため、期末在庫率も適正水準(17〜19%)を大きく下回る11.1%となっています。
 2007年末に成立した米国の新エネルギー法では、バイオエタノールの使用義務量が拡大されました。今後も、エタノール向け需要の増加が相場を押し上げていくと考えられます。
来年度の作付面積は縮小見込み
 AFBF(米国農業連盟)は、2008−09年度における米国コーンの作付面積を8800万エーカーと予測しています。これを前提とするならば、単収が2004−05年度並みの高水準(160bus)まで増えない限り大幅な減産、そして在庫率の低下は避けられないものとみられます。さらに、大豆価格が現時点よりも上昇した場合には、米国農家がコーンより大豆の作付けを優先する可能性が高く、そうなるとコーンの需給は逼迫の度合いを強めるでしょう。
海上運賃の下落は重石に

 東京もシカゴに連動する形で中長期的な上昇トレンドを維持すると考えられますが、海上運賃の下落は上値の圧迫要因となる可能性を秘めています。穀物輸送に通常使用されるパナマックスサイズの運賃(スポット価格)は、昨年10月の時点で10万ドルに迫っていましたが、1月には6万ドルを割り込んでいます。
 これまで、東京市場は海上運賃の高騰によるコスト増が大きな支援材料となってきました。しかし運賃がこれからも下落基調を辿るようなら、東京の、上昇幅はシカゴのそれと比べて小さくなるかもしれません。

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最近の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降のコーン相場の特徴
2006年: 米国産コーンはエタノール需要の拡大や飼料用輸出の拡大を背景に在庫率が急降下。東京・シカゴとも秋口から上値追いを鮮明に
2007年: 史上最高レベルの豊作となるも、年後半は需要の増大や小麦高を好感して高騰
2008年: 年初に節目の500セントを突破したが、その後は買われ過ぎ感を背景に調整局面へ
 
 
●bus(bushel ブッシェル) コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1busは27.2kg、コーン1busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
年前半に深めの押し目形成か

 シカゴコーンは昨年7月安値の308.50セントを基点とすると、今年1月に519.25セントの高値をつけるまで、半年間で200セント以上という大幅な上昇を演じました。これは2006年8月から2007年2月の上げ局面(216.75セント→437.25セント)に酷似しています。
  当時は上昇一服後、約1ヵ月間で343.00セントまで約42%も反落しましたが、これを足元の相場に当てはめると430セントという当面の下値目処を算出することができます。ただし、押し目形成後には自律反発も予想されます。

どこで調整一巡となるか注目
 一方の東京は昨年11月に一時的な修正安を経験しましたが、シカゴと同じく上昇トレンドを継続しています。もっとも、直近の週足は3万7000円に接近したところで長めの陰線となっており、再び調整局面に入ることが予想されます。
 当面の下値目処は昨年11月から今年1月にかけての上昇(7280円)の半値押しに当たる3万3000円ですが、これを割ると3分の2押しに相当する3万1800円まで下げる可能性があります。そこで底堅さを示す足(下ヒゲ陽線など)が出れば、再び直近高値を目指す展開となるでしょう。
 
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