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2008年度 Vol.4 (2008年10月現在) 禁無断転載
編集・制作:
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コーン需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶコーン相場-オムニコ-
コーン需給のポイント Market analysis from supply and demand
 シカゴコーン期近は6月27日に765セントの高値をつけた後、坂を転げ落ちるかのように急落しました。10月16日には371セントの安値をつけています。10月下旬現在は、4ドル付近で一進一退となっていますが、ここから反発するのか、さらなる下落を演じるのかが注目されます。
ファンドの資金が流出
 CFTC(米商品先物取引委員会)の発表によると、シカゴコーンが765セントの高値をつけた今年夏を境に、ファンド勢による建玉は急減しています。CFTCが投機資金の規制を強めたことと、秋以降に米国発の金融危機が勃発し、商品市場から投機資金が流出したことが背景にあります。
 ここ数年、商品市場の高値を牽引していたのは、ファンドや年金基金などの投機資金でした。彼らが市場に戻ってくる目処が立たない現状では、しばらくこれまでのような歴史的な高値圏まで押し上げられることは難しいかもしれません。
エタノール向け需要は減少?
 昨今コーンの高値を演出してきた要因のひとつは、エタノール向け需要の拡大です。食糧由来の燃料ということで賛否両論がありますが、石油に代わるエネルギーとして大きな注目を浴びていました。
 しかしそのエタノールも、一時期に比べて原油価格が下落してきたことや、景気後退による自動車需要の落ち込みなどで、今後は需要が頭打ちになるだろうという見方もあるようです。これは、シカゴコーン相場にとって弱材料となるでしょう。
需給バランスは改善方向に
 米農務省から発表された10月度の需給報告では、米国産コーンの生産高、単収、期末在庫ともに上向き改訂がなされました。上で述べたようにエタノール向け需要が減少したことや、作付け開始時には洪水に見舞われたものの、産地では比較的好天が保たれたことなどが背景にあるでしょう。ただ10月末の米主産地では、寒冷前線の影響で収穫が遅延しているという情報もありまだまだ油断は出来ません。しかしこのまま需給バランスは改善される方向に進めば、シカゴコーン相場にも下向きの圧力が掛かってくるでしょう。
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最近の動きから学ぶコーン相場 Technical analysis of recent market trends
2006年以降のコーン相場の特徴
2006年: 米国産コーンはエタノール需要の拡大や飼料用輸出の拡大を背景に在庫率が急降下。 東京・シカゴとも秋口から上値追いを鮮明に
2007年: 史上最高レベルの豊作となるも、年後半は需要の増大や小麦高を好感して高騰
2008年: 史上最高値をつけた後、米国発の金融不安とそれに伴う国際商品安、急激な円高進行の中で大幅下落
 
 
●bus(bushel ブッシェル) コーンや大豆、小麦などの穀物や果物の量を表わす単位。大豆と小麦の1busは27.2kg、コーン1busは25.4kgと、穀物の種類によって異なるので注意が必要。
地合いはさらに悪化
 シカゴコーンは、6月27日の史上最高値765.0セントから一転、10月半ばには371.0セントまで売られました。これは、2007年12月以来の水準です。その後、10月末時点では、4ドル付近で揉み合っています。
 しかし、買い方と売り方の勢力の拮抗を示す小陰線が出現した後、上ヒゲの目立つ上影陰線が出現している点などからも、地合いは極めて悪いといわざるを得ません。
 当面の下値目処は、2007年7月安値の308.50セントとみられます。
下値探りの展開続くか
 東京とうもろこしは、8月に3万4750円で一旦下げ止まったものの、再び戻りを売られました。10月末時点では2万円を割り込んで、1万8000円付近まで大幅に下落しています。2万円付近では一旦買い支えられる気配が見受けられたものの、さらなる下値を探っていることや直近の足に上ヒゲが目立つ点からみても、底打ちはまだ先となりそうです。
 2006年1月安値の1万5970円でも買い支えられなければ、2005年以来の1万5000円割れも視野に入るでしょう。
 
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